一歩前へ

何か仕事をやる時に、1)ひと声掛けて、2)一歩前へ進む、という事が出来ていないような気がする。
野球で、高く上がったフライを取ろうと3人の選手が追いかけて、3人共容易に取れる位置にいる筈なのにその真ん中に落ちてしまうという事がある。
何故そうなるのかよく考えてみたい。
3人の意識には、自分が取らなくても一番取り易い位置にいる誰かが取るだろう、という考えがあっただろう。同時に、もしかしたら自分が取りに行ったら、他の誰かとぶつかってしまう、と、思ったかもしれない。

そんな事と同じような話が、普段の私たちの仕事の中にも存在する。殊に公務員の仕事となると、一歩前に踏み出さず誰かが来るのを待つ事が多いように見受けられる。待たずに自分からアクションを起こす事を「余計な仕事を増やす」と考える人もいる。しかし、本当にそれでいいのだろうか。そんな些細な事が、「安上がりな人材活用」への道を開いているような気がするが…。

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