習慣が大事

図書館が無かった町に図書館が開館した頃、ある人から聞いた言葉が妙に印象に残っている。

「私らは、図書館が出来ていいもんが出来たと思うけれど、この歳になって行き成り本を読みなと言われても今から習慣なんかにならないよ。だから、こういう習慣は子どものうちに付けてもらうように今の子どもらにはどんどん図書館を使ってもらいな。」

そう、読書の習慣は、やはり小さいうちの経験が必要だろう。そんな言葉を思い出しハッとした。今、図書館では「ビジネス支援」などを推進している所もあるが、現実としてどの程度そのような図書館の利用法が浸透しているのか、些か疑問に思う。それは、読書習慣の無い人に「もっと図書館に行って本を読もう」と呼び掛けるかの如く、そのサービスを提唱する遥か以前にやっておかなければならない事があるのではないかという事だ。

都市部の図書館では、子どもへのサービス以外の「大人へのサービス」として、「ビジネス支援」、「子育て支援」などの概念が顕在化して来たように思うが、その前提にあるのは、幼少期からの図書館サービスの享受では無いのだろうか?つまり、そのような継続したサービスを受けているという前提の無い地域で、行き成り「大人へのサービス」を掲げても、それは一時的な打ち上げ花火に終わってしまう可能性が大だろう。

そんな事を、今、鉄さんのいる地域に当て嵌めてみよう。すると、わかる事は、大人へのサービスの対象となる人々はもまだ成長途上であるという現実だ。まずは、大人へのサービスよりも、図書館を使って何かを調べたり、趣味や勉強のスキルアップのための利用を習慣とし、定着させるためのプログラム開発から始める。それでいいのではないか。そうやって、一歩一歩着実に成長することが私たちの図書館にとって一番大切なのだと思う。

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